疲労骨折とは

疲労骨折とは

疲労骨折とは

強い衝撃による骨折とは違い、日々使って繰り返し負担をかけることによって起こる事が多い骨折です。いわゆる骨の過労という事になります。

 

骨は衝撃を加えることで破骨細胞が骨を破壊し、痛みを感じない程度の微弱骨折をお越しそこにカルシウムが沈着することで骨密度が高くなり、強い骨が作られていきます。しかし、繰り返し骨に負担がかかる事により、修復が間に合わなくなると疲労骨折を起こします。

 

軽度の場合には、骨にひびが入る程度ですが重症の場合に、強い衝撃によって起こる骨折と同じ様な断裂に至る事もあります。特にスポーツ選手に多い骨折で種目によって発生の多い場所が異なってきます。

  • 脛骨:短距離選手、バスケットボール、バレーボール、体操競技
  • 中足骨:長距離選手、サッカー
  • 中手骨:テニス
  • 肋骨:長距離選手、ゴルフ、野球

あきらかな外傷がなく、運動直後のみ痛みが出るものや、安静時でも痛みが出るものまで様々です。初期症状としては運動中痛みで、運動をやめると痛みがなくなるという特徴があります。症状が進行すると、痛みを感じることが多くなり負荷がかかっていない状態でも痛みが持続します。

 

疲労骨折の治療方法

スポーツ選手の場合、疲労骨折が見つかった場合は練習を中止して安静を図り、治療をする必要があります。

 

治療期間の目安としては3週間〜8週間ほどは練習を中止して医師の指導の下、徐々に再開をします。その状況によっては12週間〜16週間程の安静が必要になる事もあります。

 

その期間は、疲労骨折をした部分にかからないようなトレーニングを行ったり、プールなどを利用して最大酸素摂取量を維持するような運動をして、競技に復帰した時に体力が落ちていないようにすることがスポーツ競技復帰への近道となります。

 

※疲労骨折の詳細については、カテゴリー「疲労骨折」を参照

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